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blocco旭川店オープン  オーダーソファブランドをFC展開

ジョンソンホームズ(札幌市)のオーダーソファブランド「blocco(ブロッコ)」の道北エリア第1号店となるblocco旭川店が4月22日にグランドオープンした。地元の石山工務店(旭川市)がフランチャイズで運営する。ジョンソンホームズは今後、道内の工務店などに同ブランドをフランチャイズ展開していく。

bloccoは石狩市の沼田椅子製作所が2006年に立ち上げたブランド。同社はジョンソンホームズのグループ会社となってbloccoの製造販売を行っていたが、昨年2月にジョンソンホームズが吸収合併し、事業を引き継いだ。

札幌市内3店舗、東京都内1店舗で直営販売しており、フランチャイズ展開は今回オープンした旭川店が初めて。石山工務店はジョンソンホームズが展開する住宅フランチャイズと関わりが深く、自社でインテリア雑貨ショップ「L room(エルム)」を運営しているノウハウもあることから、bloccoのフランチャイズ第1号として白羽の矢が立った。

店舗は石山工務店が社屋の隣に昨年購入した3階建の事務所ビルを改修し、1階をショールームとした。bloccoの特徴として店舗内の「フィッティングラボ」という体験スペースで座面や背もたれのクッションの材質や硬さを確かめながら選ぶことができるほか、生地も250種類以上のバリエーションがある。
オープンに先駆けて同20日に石山工務店(旭川市東4条8丁目)で開かれたbloccoのブランド発表会には関係者約70人が参加した。

石山社長は「特化したオーダー家具をライフスタイル提案の一環として加えるためフランチャイズに加盟した。本業の住宅事業も厳しい環境の中で増収増益を続けており、bloccoをさらなる起爆剤としたい」とあいさつ。
ジョンソンホームズの川田新平常務は「bloccoのソファには住宅の満足度を超えるほどのクオリティがある。このソファ事業が石山工務店の事業全体に好影響を及ぼすと期待している」と語った。

また、同社フランチャイズ事業部の沼田裕之統括マネージャーは「住宅フランチャイズに加盟している工務店を中心に展開していく。住宅だけでなく住環境や生活空間を含めて多角的に提案できる事業。形が確立されたら年内にも全国展開に向けて発信していきたい」と意欲を表した。